小学校や公民館で活躍する移動式図書館。近年は、移動手段が少ないエリアや図書館への往来が困難な方へのコミュニケーションサービスとして注目されています。
大切な子供たちや図書館への往来が困難な方々へ、数多くの本を届けたいとの想いから、長年にわたりトラック業界に携わってきたATAGOBODYの技術を集結し、安全で便利な「トラック図書館」を開発いたしました。
ご使用状況や車庫のサイズを考慮したオリジナル設計と、導入コストを抑えながらも安全性と耐久性を兼ね備えた、シンプルかつコンパクトさが特徴の移動図書館車です。
愛宕自動車工業のトラック図書館車に、ソーラーパネル・大容量蓄電池を搭載。エコでクリーンなエネルギーを提供し、人々の生活をサポートします。
環境に優しく安全で、積載量・稼働力・ラッピング面積を損なわない車輌を目指しました。どこでも発電・電力を備蓄できる太陽光発電システムは、日常の図書業務だけでなく、災害時の非常用電源として調理家電や携帯電話の充電など、様々な場面で活躍します。
また、災害支援物資の収納スペースを確保したことで、車輌が被災した場合でも、その場で物資を供給することが可能となりました。災害の増加や、孤立社会が加速する中、移動図書館車は現在の枠を超えたサービスが必要です。そこで、【いつ、どこでも、だれでも】をコンセプトに『青空図書館』を開発しました。『青空図書館』は 2023年度グッドデザイン賞(日本デザイン振興会主催)に応募・受賞しています。
『青空図書館』は2023年度グッドデザイン賞(日本デザイン振興会主催)に応募し受賞しました。
2023年度グッドデザイン賞トラック図書館『青空図書館』受賞ギャラリー
車輌設計やメンテナンスへのきめ細やかな配慮とともに、技術を持つメーカーが、その技を活かして社会に貢献する好例。移動図書館車としての地域社会への文化的貢献、災害時の活用、環境配慮など、複数の視点で丁寧に作られている。企業が経済的利益を超えて、社会的役割を果たすことが求められる時代に、このような企業の姿が業界を超えた影響を持つことを応援したい。
ATAGOBODYが製作するトラック図書館は一見普通の小型トラックに見えますが、およそ2,000冊の書籍を収容可能であり、フラットな外装からまるでミニカーが現物になったかのような愛着のあるデザインとなっています。そして、地域の子供たちが手掛けたイラストをラッピングし、初めてトラック図書館として完成します。
安全に、そして長くご愛用頂けるように骨格強度と防錆力にも着目し、独自の技術を織込むことで車体の耐久性を上げました。
また、地域に密着した行政サービスに寄り添える様に、様々な仕様を取り揃えています。
木製の本棚は温もりと安心感を。空調機器は居心地の良さを演出し湿気対策を。乗り降りが困難な方には電動リフトを。小型トラックでありながらお客様にとって必要な機能を盛り込んでいます。
図書館の数は年々増加傾向にあり、地域のコミュニティサービスとして活動の幅を広げています。しかし、地域によっては時間的・地理的に十分な図書サービスを利用できない方々も存在し、利用者の拡大に向けた様々な工夫が必要です。また、インフルエンザや新型コロナウイルス等の感染症対策にも役立つ事業として、移動図書サービスが注目を浴びています。
「大人も子供も安全に」をコンセプトに、長きに渡り物流業界のサポート役として培った技術・情報・知恵を活用することで、日本全国で日々活躍している小型トラックをベースとした大量の書籍を運べるトラック図書館が誕生しました。
日本列島の地理・地形に即した小型トラックだからこそ、様々な状況下にも対応でき、市街地や山間部、離島とどこまでも本をお届けすることが可能となります。
※ 写真にはオプション仕様を含みます。また写真撮影用特別色や合成処理があります。
長年培ったトラック製造の技術と最新の設備を活かし、扉の開閉や室内への昇降階段など大人も子供も安全に利用できるシンプルな構造を実現しました。
大型開閉扉を実現し、スペースを無駄なく利用することで約2,000冊の本を収納できます。一度の移動で多くの本をお届けできる、子供たちが喜ぶ「トラック図書館」です。
左右・バック3面の大きなフラット外板は、看板としての利用が可能です。子供たちの個性溢れるイラストを施した地域密着型の「トラック図書館」にできます。