リニボとは、老朽化したトラックボデ-を再生することで地球にやさしく持続可能な技術商品であり、トラックボデ-リニューアルを省略した名称になります。
リニボ®はトラックボデー(車体)を新車時の様に復元・再生することを目的としています。車体製作時に必要とされる素材を大幅に削減する事から、資源の有効活用が可能であり、環境負荷低減につながる循環型社会を推進する技術商品です。
また、ドライバーの安全・荷役性を向上させながら、物流コストの削減にも貢献しています。
リニボ®(トラックボデーリニューアル)は2006年から取り組み始め、主にキャリアカーで技術とノウハウを培ってきました。お客様からは新品同様に蘇った車体に高い満足度と感動の声を頂いており、更にCO2削減にもつながる取り組みとして大変高い評価を得ております。
その後この技術を多くのお客様に利用して頂きたいと考え、他の多品種少量生産型のトラックボデー(重トレ、エコロジーボックス®、道路維持管理車輌、散水車)に対して様々な技術的課題を克服し、取り組んでまいりました。
将来の展望としては、更に多くのトラックボデーに対するリニボ®の連続生産に励みながら、物流業界のカーボンニュートラルを力強くサポートしていきたいと考えています。
安全と物流を創造するテクニカルファクトリーを経営理念に、働く車や車体を通じて社会への貢献を目指しています。
これまで蓄積した知識・技術・ノウハウをフル活用してリニボ®を行う事で、車体の寿命を延ばしながら資源の有効活用を推進出来れば、必ず将来世代の機会を損なうことなく、地球環境保全にも役に立てるはず! そう強く思いながら技術研究を繰り返してきました。
これまでトラックシャーシと共に廃棄されてきた車体達は少なくなく、まだ活躍できる可能性を残しながら修理を繰り返して廃棄の一途を辿っています。
その一方で正しい知識と技術を用いて復元・再生された車体は、長年使用されていた専属ドライバーの方や車輌を保有する経営者を「まるで新車に戻ったかのようだ!」と感動させ続けています。車体に新たな生き方を与えるリニボ®を車体業界の新たな価値創造に寄与出来ればと願っております。
リニボ®は使用済みトラックボデー(車体)の劣化状況を調査分析し、経年劣化による強度不足や腐食・摩耗によって損傷した部位に適材適所の復元技術を施すことで車体の骨格を蘇らせます。
さらに、独自の防錆技術と熱乾燥塗装処理を行った後、保安基準部品や電気系統部品の更新を施すことで安全性能がより刷新され、車体を新品同様にすることが出来ます。
トラックボデー(荷台部分)をリニューアルすることで耐用年数を伸ばし、環境負荷の大幅な低減を実現したことと、循環型社会実現に向けた再生技術を確立したことを高く評価した。
ボデーにはエンジンやそれに伴う排気系がないことから、新車への更新による燃費向上や環境負荷低減などのメリットは少なく、再生による効果がより高くなるという着眼点もすばらしい。
錆の除去や車体の補強、防錆対策と塗装までを一貫して行うだけでなく、ボデ-製造メーカとの業務提携も行い、法令を遵守した上で新車同等の状態まで復元できる技術には多くの点で独自性が認められる。
御社が推進している環境負荷低減活動の一環として、トラック車両の代替入替時にリニボ®を導入してみませんか? 既存の車両にリニボ®を行い「車体寿命の延命化」「生産時の使用原材料削減」「最新の道路法規制対応」等と、御社のSDGs宣言の取り組みとしても非常に効果的です。
また、トラック車両の代替入替時におけるリニボ®の採用は、生産時のCO2排出量が新車生産時に対して90%近く削減できることから、多くの大手メーカーで宣言が進んでいる「LCA(Life Cycle Assessment)」に対しても運送事業者の取り組みとして効果が見込まれます。