リニボ®とは、老朽化したトラックボデ-を再生することで地球にやさしく持続可能な技術商品であり、トラックボデ-リニューアルを省略した名称になります。
※中心の矢印を左右にドラッグすることで、施工前と施工後の様子を切り替えてご覧いただけます。
重機や大型設備、資材を運搬する重機運搬車は、堅牢な骨格と多くの車輪を設けています。
中には約30tもの積載量をもつ車輌や車幅が2.5m以上の車輌もあります。そのような重トレの構造は頑丈な骨格で形成されていますが、衝撃などを吸収するサスペンションなどの装置も無く、不整地などを運搬することもあり足回りの損傷や腐食がとても酷い状況です。
そのような重トレは保安基準の改正などにより、新車の製造が不可能な場合があることや、緩和などの問題により車輌を長く大切に使用する必要性があります。
リニボ®では、新車製造時の1/10のコストで約90%ものCO2削減が可能となります。
巻き込み防止装置(サイドバンパー)の損傷を復元します。
ブレーキ装置配管などの劣化があれば、チューブタイプ等への交換が可能です。
灯火廻りを電球式からLEDに変更することにより消費電力の削減や視認性を高め、油圧ホースの耐圧を上げることにより従来以上の耐久性を向上します。
そのほか、ランディングギアを最新のものに交換することも可能です。
腐食している部分を交換、もしくは耐摩耗鋼板に変更することで耐久性を向上させます。
用途に応じて防食性に優れた溶融亜鉛メッキ鋼材を使用します。
床板の素材を刷新することにより、摩耗や損傷に対する強度を高めます。
また自動歩み装置のガタつきや劣化部分を刷新することにより、荷役性が向上します。
新品の車体を製造した場合と比べると使用する資源を94%削減することでCO2の削減が出来ます(上記対象において)。
新車の車両重量:14,560kg、リニューアル時に使用した材料:900kg
CO2削減率=1ー(924/15,400)=0.94
※ボデーを構築する主原料「鉄」に対して算出しております。