リニボ®とは、老朽化したトラックボデ-を再生することで地球にやさしく持続可能な技術商品であり、トラックボデ-リニューアルを省略した名称になります。
※中心の矢印を左右にドラッグすることで、施工前と施工後の様子を切り替えてご覧いただけます。
冬場の道路に凍結防止剤を散布する道路維持管理車輌は、塩害により車体が著しい腐食に侵されます。
散布により飛散した塩カリは水分を吸収する性質があり、車体に付着した場合にはサビの発生の原因となります。道路維持管理車輌は複雑な構造をしており、こまめな洗浄もなかなか行き届かない場合もあるため、非常に厄介な状況になっています。
弊社ではキャリアカーで培ったノウハウを駆使して、塩害に悩む車体の復元を新車製造時の1/10のコストに抑えることで、約95~99%ものCO2の削減が可能です。
油圧装置に用いたホース類の耐圧を上げることにより耐久力を高めます。
また、ホッパー上部の投入口にあるメッシュ材の材質を変更し防食性を高め、警告灯や灯火廻りをLEDに変更することにより球切れ防止対策及び視認性を良くします。
その他、バックモニターやバックソナーを設けることで後退時の安全性を向上します。
タンク構造の車輌はタンク内のブラスト、亜鉛溶射を行い耐食性を著しく高め、フレームの強度解析による重補強(ABREX)を行うことで新車以上の強度に刷新します。その後、防錆4コートを施すことにより、新車以上に耐食性を高めます。
また、エアータンクをアルミ材にすることにより耐食性を向上すると同時にエアー関連の不具合を未然に防止し、リレーバルブをトーカスにすることにより凍結時のトラブルを回避します。
発電機の搭載システムを改良(排気マフラーの移設、改造)することにより、排気ガスなどからボデーや荷物を守ります。
また、アオリの形状を変更することで、作業効率を向上し乗務員様の負担を軽減することができます。
その他、ステップや取っ手を設けることで荷台へ乗り降りする際の作業効率を高め、床板の素材を刷新し滑りにくい作業環境を創ることにより作業性を高めます。タイヤハウスにカバーを設けることにより融雪剤による腐食の進行を防ぎます。
新品の車体を製造した場合と比べると使用する資源を99%削減することでCO2の削減ができます(上記対象において)。
新車の車両重量:13,480kg、リニューアル時に使用した材料:130kg
CO2削減率=1ー(924/15,400)=0.99
※ボデーを構築する主原料「鉄」に対して算出しております。